ボディの拭き取り

簡単に行える洗車としてコイン洗車などで自動的に行ってくれる洗車も多くなりました。
その時に、拭き取りに応用することもできますので是非ご活用ください。

拭き取りは素早く

ウォータースポットという言葉をご存知でしょうか?
ワックスのきいたクルマに水をかけると、水は小さな水滴となって塗装面の上に広がります。
この水滴を見て、「ワックスがよくきいているな」
と満足してはいけません。
これが塗装面に対して厄介な問題を起こすことがあるからです。

塗装面の上に乗った丸い水滴は、
表面張力で盛り上がりレンズのようになります。
この水滴に太陽光線が当たると、
水滴のレンズ効果で光が集められて、
その熱と光で塗装面にシミを作ってしまうのです。
これをウォータースポットと言います。
だからこそ洗車の際の拭き取りをキチンと行わなければなりません。
拭き取りを使う道具にも気を使いましょう。
クルマの塗装というのは想像以上にデリケートなものです。
使い古しのタオルなどでゴシゴシとこすってしまうと、
あっという間にキズだらけになってしまいます。
柔らかく吸水性のよい専用の布を用意したいです。

ウエスの使い方

拭き取り用のウエスは出来れば、
粗拭き用と仕上げ用の2種類用意して、
交互に使用すると効率がいいです。
セーム革などは水の入ったバケツを用意して、
頻繁に洗い、汚れを落とすようにします。

1.上から拭き取る
洗いの時と同じで上から作業していきます。
布の吸水性を利用して、こすらずに水滴を払うように拭いていきます。
一度にクルマ全部を拭かずに幾つかのパートに分けて、
拭き上げていきます。
ただし、水分が自然乾燥してしまうとシミになることがあるので、
あくまで手早く行います。

ウエスはよく絞り、よく洗う

セーム革は、必ず一度濡らしてから使用します。濡らさないで堅い状態のまま使用すると傷の原因にもなりますので注意が必要です。
ウエスが水を吸い取らなくなったな、と感じたらすぐに絞ります。
ウエスが汚れてきたと思ったら、
バケツに用意した水で洗って汚れを落とします。
2.側面の拭き取り
側面の拭き取り
ドアには、ウィンドウや取っ手など凹凸や隙間が沢山あるので、隙間に水分が残りやすいです。
表面を撫でただけでは必ず拭き取りきれない部分が出てくるので、
開けられるところは必ず開けて、隙間も拭き取ります。
また、中に入り込んでいる部分の水も拭き取るようにしましょう。

開けられる部分は必ず開けて全体を丁寧に拭きます。
ドアの横や下部、枠部分は、水分が残ってしまいがちなので注意しましょう。
ドアの取っ手も何度も動かして、隙間から水が漏れてこなくなるまでキッチリと拭き取ります。
拭き取りがしっかりと行えていないと移動するときに水がでてきてウォータースポットの原因にもなってしまいますので、注意が必要です。
後部ドアの拭き取り
後部ドアの拭き取り
ワゴン車など、後部にもドアがあるクルマも最近はかなり多くなりました。
後部ドアがあるクルマの場合はそのドアを、
乗用車ならトランクを必ず開けて、隙間に残った水分を拭き取ります。
ドアの溝などを拭き取った時にウエスが汚れるようなら、別のウエスを用意して洗いましょう。
基本的な拭き方としては側面と同じですが、最近多い後部にワイパーがある場合には注意しましょう。

ドアを開閉する
ドアなどの隙間に残った水分は、
どんなに丁寧に拭き取っても、
なかなか拭ききれません。
そういうときには、ドアを何度も開けたり閉めたりして、
隙間に残った水分を強引に叩き出しましょう。

3.細部の拭き取り
ドアミラーは何回か前後に折り曲げて、
隙間に溜まった水を完全に拭き取ります。
奥に入り込んでなかなか取れない水は、
ストローなどを使って隙間に強く息を吹きかけて飛ばすのもいいと思います。
給油口の拭き取り
給油口のフタの中にも水が入り込んでいるので、
フタを開けて拭き取ります。
給油口やドアの合わせ目などが汚れていると、
雨水などで汚れが流れ出し、
黒い筋になってボディを汚してしまいます。

ワイパーアームの拭き取り
ワイパーのアームをウィンドウから立ち上げて、
その根元部分や、アーム自体の水分も綺麗に拭き取ります。
このときウォッシャーの噴出し口などにも余分な水分が残っていないか、
しっかりとチェックしましょう。
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